News
UDAcの活動
お礼と活動終了のお知らせ
約一年間に渡り活動してきましたUDAc埼玉は、参院選(補選含む)をはじめ埼玉県の主要選挙を機に、その活動を終了します。今まで多大なるご支援・ご協力を頂きまして、メンバー一同御礼申し上げます。
1. 参院選の結果
UDAcが目標としていた、「県内4議席の半数をリベラル勢力で占める」、私達の影響力がどの程度及んだかはわかりませんが、その目標は達成できました。そうした全国的な流れの中で、自民党単独過半数割れを含んで改憲勢力を2/3割れに追い込んだことは非常に大きな成果です。この結果は改憲を目論む勢力への大きな打撃になったことは間違いありません。
それと同時に、私達はこの活動を通じて大きな財産を手にしました。それは「オフライン」での繋がりです。私達はネット上で、“ステートメント発表、候補者への質問回答掲載、街宣告知、スピーチ動画配信、路地裏マーケットにおけるイベント配信“など様々なコンテンツを配信しました。運営(準備時間や拡散手法)の問題もあり、十分な影響力を発揮するまでには至りませんでしたが、それらのコンテンツはこれからもアーカイブとして残り続けます。
そして、そうした中で、私達の活動を知り、街宣やイベントに足を運んでくれる見知らぬ顔が回を重ねるごとに増えてきました。「リツイートやいいね!」の数では図れない、リアルな共同の実現が、駅前の路上で、近場の会議室で花開いたのです。数は少なくても、そこには互いをリスペクトし、共同しようという、意志と優しさがありました。これこそがローカルに生きる私達の望むものであり、この市民の共同が、参院選の次の闘いに大きく影響力を与えることになりました。
それが埼玉県知事選です。
2. 埼玉県知事選
埼玉県知事選では下馬評を覆し、野党共闘を背景にした大野もとひろ氏が大逆転しました。その源動力は何だったのでしょう?大野さんは、3年前の参院選時は、埼玉における野党共闘には否定的でした。その大野さんと競り合い次点で落選したのが、本参院選で“埼玉で21年振りに議席を獲得した共産党“の伊藤岳さんです。埼玉における野党共闘は3年前には絵空事でした。それが、大野氏自身が、野党共闘の力を得て当選を果たしました。 そしてかつてのライバルであった伊藤さんが大野さんの応援に駆けつけるという、かつて想像もつかない、「本気の野党共闘」の姿を見ることができました。
その背景には、地元市民の中に「やれることをやろう」という、小さくても強い意志がこの数年間で確実に芽生えていたことが挙げられます。私達が企画したいくつかのイベントには、立憲民主党、共産党、国民民主党のそれぞれのサポーターが顔を合わせました。そこには支持政党や考え方の違いを乗り越えてでも、市民が手を組んで政治を変えていく、そんな気持ちが会場や路上に溢れ出ました。こうした市民の思いが、知事選における野党共闘を支える基礎になったのは間違いありません。UDAcの各イベントが、この市民の思いをまとめる契機の一つではなかったかと思っています。
では、政党側はどうだったのか。立憲野党の統一候補の応援に全国を回った枝野立憲民主党代表、そして特筆すべきは、共闘のために身体を張って応えた“共産党でした。2016年に民進党が分裂し、立憲民主党が立ち上がった時、枝野代表のお膝元である埼玉では、長年「共産外し」の憂き目にあってきたにもかかわらず、多くの候補者が立民支援に回り退きました。こうした、献身的な共産党の姿勢が県知事選で花開きました。県内の「しんぶん赤旗」には、連日、大野氏支援を呼びかけるビラが挟まれていました。かつてのライバルに対しても全力で応援する。こうした共産党の姿勢に、心を震わせたリベラル市民は多かったと思います。
暴走政治を転換するために、政党個々の利害を越え、リベラル勢力が手を結び、与党とその補完勢力に対抗する、この歴史的な時期に埼玉が先陣を切り、そして勝利した事実は、全国に誇れることではないでしょうか。参院選、県知事選を経て、埼玉では市民と野党の共闘の狼煙が上がりました。これからはそれを各地で広げていくことが肝要です。
私達は負けなかった。そして色々な「あなた」と手を組めた。ローカルにおいては、この「オフラインの繋がり」こそ、共闘をさらに発展させるエネルギーになると私達は確信しています。
3. 最後に
もちろん「原発再稼働決議」、「朝鮮学校補助金停止」、「貧困格差〜高齢化」、「自衛隊基地」、「外国人労働者」など埼玉県(議会)が抱える課題はたくさんあり、むしろ参議院選挙と知事選が終わったこれからが大切であると私たちは考えます。そして、来るべき衆議院選挙では、この間の闘いの希望と教訓を丁寧に拾いながら進むことを訴えます。それは、一人でも多くの市民がこの社会の主人公として政治に関心を持ち、「困っていることは困っている」と声をあげることです。そして、それは異なる意見を持つ人と対話し、政治に働きかけ、投票所に足を運ぶ人が増えるように粘り強く取り組んでいくことに他なりません。
次はわたしとあなたの番です。その一歩を踏み出した時、見渡せば多くの仲間がいることをUDAcは保証します。私達が目指した、尊敬できる個人が手を繋ぐこと。UDAcはその実現に僅かながら貢献できたと自負しています。埼玉に生きるあなたは、もう一人ではないのです。本当にありがとうございました。また会いましょう!
We must accept finite disappointment,but never lose infinite hope.
絶望する時間は有限、無限の希望を見失うな (キング牧師)